newzealand woodturner part10   ニュージーランドのウッドターナー その10
日本の金属加工の職人さんが、金属加工の職人は木工には不向きなんだと、昔私に言ったことが思い出されていますが、
ニュージーランドでは何でも自分でやると言う習慣に有って、このレックスおじさんのようにロクロ迄
自分で作ってしまう事も起用貧乏とはなり得ないニュージーランドの木工職人を紹介します。
rex hall
レックス、氏の今回の手作り木工ロクロは二段スライド式レールを採用していて、一般の小物から直径80センチの皿まで制作可能にした
私好みの機械を持参したのである、私がこれを幾らするのかたずねたら、相変わらず漫才のように笑わせる返事を用意していて、
なかなか値段を教えないのである、鉄が1キロ80円だからで始まる漫才である。
テールストックは金属旋盤の流用でその他は氏の本業であったバス車両の制作の経験と材料を生かして制作された物である。
左上に有るのがスピードコントローラーで0からrpm4500まで設定が可能であり、
機械中央部の赤いボタンは、セーフティーボタンで非常停止用である。
基本的には現在世界で市販されている最先端モデルと同じ機能を備えているのであが、
出来の良さではこの機械は市販の量産モデルよりも品質は上である。
移動が主体の中型モデルは少々軽いのでポリタンクに水を入れて重りにして機械を安定をさせている
片翼型のツールレストは市販もされているが、やはり此もハンドメード。
糸を引いているのは、彫刻刀が良く切れている証拠勿論腕前も申し分ないのであるが
材料もナマの木材で繊維が柔らかい為綺麗な糸を引いているのである、これらもデモンストレーターのプレゼンテーションの技術の1つで有る。
彫刻刀もハンドメードである、私はこう言うことが大好きであります。
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